「すみません、主人の指を貸してください」
先日湯灌(ゆかん)中にこのようなことを問われました。
「はい?」と思わず私が疑問を投げ返すと奥さんと思しき方がスマートフォンを片手に近づいてきました。
そこで、葬の助もやっと気がつきました。
そう、指紋認証を解除したいんだと。
指紋認証は死後も感知する?
結論としては亡くなった方(ご遺体)の指からは指紋が認証されませんでした。
何度か試してみるも残念な結果となり、故人の奥様は落ち込まれていました。
そこで、なぜダメだったのかを調べてみました。
人気が劣ることを知らない無敵のiPhoneシリーズだが、iPhone 5s以降はセキュリティ向上のため指紋認証センサーが搭載されました。
これはホームボタンをタッチすることで、端末のロック・解除や、アプリ購入時の認証ができたりする便利な機能。私も両手中何本かの指紋を登録済みだ。
しかし気になるのは、この指紋認証センサーのセキュリティレベルがどの程度のものかというところですよね?
いまやごくごく密で大切な個人情報が入っているスマートフォンです。
重要な情報を盗むべく、指を盗む指泥棒なども現れかねないとの理由から、さすがのApple社はこんな機能をiPhoneに搭載していたのです。
「無線周波数を使用して皮膚の表皮下まで検知するため、指は生きている体とつながっていなければ反応しない」
というのだ。
もし指紋認証のあるiPhoneに切り落としちゃった指を使っても認証を突破することはできないということです。
ドロボウはダメ!
スティーブ・ジョブズの指紋
それこそ、Apple創始者スティーブ・ジョブズが、ご逝去されてから実は亡くなる前にある新技術?をiPadなりの機器に保存していた可能性があるとかで、Apple社員ですらその指紋認証を突破することが出来ぬままだという噂を聞いたことがあります。もちろんあくまでウワサです……。
(これ、ジョブズのクローンと人間を作って指紋認証を取ればどうなるのだろう……!?)
ともあれ、亡くなってしまったあとは良くも悪くも指紋認証でのロックは解除出来ないということがわかりましたね。
まぁこの結果にはホッとする人も、残念がられる人どちらもいると思いますが。笑
SNSや、メール、写真や動画、サイトの運営やネットバンク、FX、アフィリエイトなど、デジタル系のデータや情報を考えるとゾッとしてしまいます。
ほんと、自分自身が亡くなる前にこういったデータの整理なんて出来るのだろうか…とつくづく頭を抱えてしまう昨今ですが、現代はとうとう全世代にスマホが行き渡った!と言われていますので、ご年配の方もデータの保管や管理についての知識は持っておかなければいけない時代がやってきたのだと思います。
しかし、上記の情報はあくまでiPhone側のセキュリティの話……。
指紋認証セキュリティを突破事例
なんと、指紋認証セキュリティを突破したという事件も続々出てきているようです。
生きている人の指紋からPlay-Dohという子供用の粘土で、指の指紋をとり、それをiPhoneにかざすと、なんと通ってしまうという信じられないことが起きたとの記事を読んだことがあります。
液晶に残った指紋から
また、iPhone 5sの指紋センサーは「便利でこの上なく安全なiPhoneへのアクセス方法」だとAppleが宣言するも、なんとガラスに残った指紋で簡単に解除できてしまうこともわかってきました。ただし、当たり前のことながら絶対悪用はNG!なので詳しい解除方法は記述できません。動画を参考にどうぞ。」
youtubeより引用
https://指紋認証解除動画
インクジェットプリンターで複製した指紋
指紋認証はインクジェットプリンターで複製して突破可能であると、アメリカのミシガン州立大学のバイオメトリクス研究グループが報告したというのです。
だけどこれが実際に可能となると、亡くなったあとでも家のどこかに残った指紋からデータが引き出せてしまえるということですよね。。
ていうかこれじゃ、皮膚の表皮下まで検知するっていう機能を無視してるような気もするんだが。。
本人死亡時の開示手続
そもそも、亡くなられた方の信用問題については、配偶者か2親等以内の血族の方であれば開示手続きを行なえてしまうので、生前の内に終い支度をしておかないとな~と思わされます。詳しくは以下でお調べください。
は~しかしながら、そんなにも真実が知りたいでしょうか?
どんな人であれ、知ってしまったら、なんにもやましいことがなくても、スマホの中なんて嬉しいことよりショックなことの方が多い気がしますけどね。
では、せっかくなのでいつかデジタルデータの整理方法についての記事も書いていきたいと思っておりますので、しばしお待ちください。
どうしてもiPhone内の情報が必要な場合はひとまず、ことが起きる前にまえもって外部メモリに転送(バックアップ)しておくことも手段でしょう。
iPhoneから違うiPhoneへ転送するツールを確保しておくと安心です。
終活の葬の助、よろしければ自己紹介をどうぞ。
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