お葬式とひとことに申しましても色々な形がありますね。
今回は、昔は一般的であった自宅での葬儀『自宅葬』について、良い面と悪い面を挙げてみたいと思います。
自宅葬は日々減少傾向にありますが、マイホーム葬儀を専門とする業者も出来ていたりと、根強い需要があるのが事実です。
しかし、残念ながら現代社会においてはデメリットが多いようです。
《自宅葬》
●準備→必要です
●お手伝い→必要です
●冷暖房→必要です
●収容人数→自宅なので限界あり
●席の確保
→お年寄り、足の不自由な方、正座が難しい方などを気にかける必要がある
●お手洗い・洗面所
→気にかける必要がある
●駐車場の心配
→気にかける必要がある
●場所代→場所代はかからない
《一般的なホール葬》
●準備→葬儀業者にお任せ
●お手伝い
→基本的に葬儀業者にお任せ
●冷暖房→冷暖房完備
●収容人数
→基本的に大人数でも収容可能
●席の確保
→必要な数の椅子の用意が出来る
●お手洗い・洗面所→完備
●駐車場の心配
→複数、または多少の専用駐車場があることもある
●場所代→ホール費用がかかる
以上は読者さまのご想像のはんちゅうでしょうか。
自宅葬にはとにかく手間がかかり、 何より気力、体力が必要となりますあら、あまりメリットを感じることができないのが現実です。
では、もう少し具体的にメリットとデメリットを挙げてみましょう。
自宅葬のメリット&デメリット
メリット・今まで住み慣れた我が家で最後を迎えられる。 ・時間に左右されることなくお側に居ながらお別れができる。 ・自宅は会館使用料がかからない。
デメリット ・近隣への迷惑をかけないよう心配りが必要。 ・スペースの確保。葬儀前も後も片付けをしなくてはならない。(食器や座布団など) ・慣れないことや準備不足に見舞われる可能性がある。 ・喪主はとにかく忙しくバタバタと歩き回り、家族も手伝いの人やお別れに来た親戚の人たちの接待に追われ結果的にはゆっくり故人とお別れを忍ぶことが難しい。
一般的なホール葬のメリット&デメリット
メリット・準備や片付けの必要がない(あるいは少ない)。 ・葬儀会館または葬儀に向いた施設なので設備が整っており、スムーズに供養できる。 ・駐車場、お手洗いなどの確保の心配をしなくて済む。
デメリット ・住み慣れた家ではないので落ち着かない場合もある。 ・時間に制限がある。 ・会館使用料がかかる。
自宅葬の本当の魅力とは
現実的な問題として挙げればあまり魅力的ではないかもしれない自宅葬ですが、本当に魅力的ではないのでしょうか?
以下のような場合は、疲れを覚悟であえて自宅葬を選ばれる事があります。
●亡くなった方が生前に長く闘病され、ずっと自宅に帰りたがっていた。●家族で築き上げた心の拠り所である自宅にて、みなで食卓を囲むなどの一家だんらんの時間をもう一度過ごしたかった。
このように『どうしても』な理由があったりします。
『疲れる』という一面だけを取り上げるとしんどいものに思えますが、誰にも気兼ねすることなく、自分たちの時間の流れの中で、好きな料理を作って食べたり、時にはデリバリーしたり……。その時間の使い方は自由です。
故人を偲び、故人に寄り添い、思い切り泣くも笑うも自由なのです。
葬の助の祖父も自宅葬で送った
菩提寺のお坊さんの接待に、親類の接待……おにぎりを大量に手作りしたり、まだ十代前半だった若い頃の葬の助も大忙しだった記憶があります。
ただ、思い出になっているのは父や叔父や叔母、従兄弟数人などが集まり、通夜のあとの夜伽のはじまりのころ、柩に入れる副葬品をさがし遺品を整理している場面が印象的です。
故人の思いがけない古い思い出の品の発見にみんなで泣いたり笑ったり一喜一憂したものです。
このような経験も自宅であったからこその思い出です。
今ではマイホーム葬などの専門の業者さんも存在しています。
自宅葬は希望によっては大きな葬儀もごく小さな規模の家族葬も可能ですので、興味ある方は葬儀社へ直接相談してみましょう。
その際、ご生前に余裕を持ってご相談するのであれば、複数の葬儀社へ相見積もりを取ることをオススメします。
おくり方の方法は本当に様々ですが、自宅葬も方法として覚えておきたいひとつの手段です。
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