高齢者も若者もコミュニティを作る・参加する時代がやってくる!超高齢化社会に向けて考える

 

 

さて、超高齢化社会に向けていま国を挙げた『高齢社会対策』が進められている。

 

その1つとして注目されているのがこちら。
日本版CCRC構想
(Continuing Care Retirement Community)

 

正式名称=『生涯活躍のまち』です。

 

この対策とは、未来の地域づくりに向けた民間レベルながらも新しい高齢者のコミュニティーづくりのこと。

 

そしてその動きは年々加速していると言われている。

 

 

 

増加し続ける孤独での最期(孤独死)

 

今後、日本における多死社会を迎えるに当たって、孤独でのお亡くなりが必然的に増加するであろうと予測されています。

 

葬の助ではこれを現代における大きな問題として捉え、少しでもそういった不安を回避、解消できないのだろうか?と考えていきたいと思っています。

 

近年では徐々に家族との絆が薄くなり、友人・知人との親交の方が厚くなることが増えてきました。
その結果、信仰色の強いお葬式が減り、『お別れ会』などと称して新しい形式のお別れの仕方が広がりつつあるのも証拠です。

 

■お葬式の形式の違いによる良し悪し(社葬・合同葬・お別れ会編)社会的な影響を考える

 

このように、死後の『おくりかた』も年々形を変えつつあるのです。

 

 

うすくなる家族の絆や縁

 

近年、別々に暮らす親子や親類、家族との縁は歳を重ねるごとに薄くなり、本来気の合う仲間や友人との絆が深くなりがちです。

 

ではなぜ、家族がいるにも関わらずそのようになってしまうのでしょうか?

 

たとえ親子の仲であっても、合うタイプと合わないタイプがありますよね。

 

それは友人であっても同じことが言えますが、なぜか近年、価値観の似た者同士がコミュニティを作り始めているのです。

 

そして自分とは合わない人との生活や付き合いを、無理してまで継続せず離れてしまう。

 

こういうことが劇的に増えているのはどうしてなのか考えてみました。

 

 

要因として考えられる3つのこと

●家でもネットで世界中と繋がれてしまうので、実際の生活において人と直接的なお付き合いをしなくてもそれなりに楽しく生きていける。

 

●ネット内での自分自身に対する存在価値の比重が重くなりつつある。(人と付き合う煩わしさがない)

 

●手軽に人と繋がれる世の中になったが、同時に人との別れも手軽に出来るようになってしまった。

 

あなたの周りを見渡してみてください。

 

葬の助の周りには離婚経験者や一人暮らしの独身者が多数を占めています。

 

また、知人とシェアハウスしている人もいるのではないでしょうか?

 

葬の助では、何よりもまず家族間のコミュニティを見直し、大切にしてほしいと願っていますが、今まではガッチリと絆で結ばれていた家族という小さなコミュニティも、実際問題この現代では徐々に解消されたり、途絶えはじめているのが現状……。

 

そのため、今後我々には深いつながりの仲間や友人が必要になる時代がやってくるのかもしれません。

 

時代の流れに乗り、今すでに仕事の引退後は古い友人達と密接につながり、老後の人生を楽しんでいる方は多くおられます。

 

当然ながら、ここではネットで繋がるコミュニティではなく、実際に共有できる趣味の世界などを挙げています。

 

また、万が一家族とも疎遠となり、個人的なコミュニティを作らなかった場合は、老後を過ごすのは老人ホームなどの施設になると思います。

 

今生きている多くの方が最期を迎えるときには老後施設などで共に生活していた人々、お世話してくださった方に看取られるのかもしれません。

 

 

生きがいがある人は長生き?

あるCCRC構想の中に興味深いグラフがありました。

 

CCRC構想とは

『東京圏をはじめとする地域の高齢者が、希望に応じ地方や「まちなか」に移り住み、地域住民や多世代と交流しながら健康でアクティブな生活を送り、必要に応じて医療・介護を受けることができるような地域づくり』〈「生涯活躍のまち」構想(中間報告)より〉

 

そこに記録されていたのは過去9年のデータだそうだが、『生きがい』がある人は生存率が高くなるというデータが算出されました。

 

 

人生の目的を見つける

 

また、『人生の目的』がある高齢者は要介護になりにくい傾向にあることがわかったそうです。

 

●『高齢者就業率』の高い地域は健康寿命が高くなる傾向がある。

 

●地域活動(ボランティア・趣味活動等)への参加率が高い地域は、要介護認定率が低くなる傾向がある。

 

●ボランティアグループ等への参加の割合が高い地域ほど認知症のリスクが低くなる傾向がある。

 

●趣味関係、スポーツ関係のグループ等への参加の割合が高い地域ほど、うつや転倒のリスクが低くなる傾向にある。

 

55~69歳の人の流れを見てみると、大都市圏から地方への転出が見られ、東京からは年間約2.3万人が都外へ転出している。

 

農山漁村(地方)への定住を希望する都市在住の50代~70代の中では、移住後に地域交流や地域貢献活動、農作業等にたずさわりたいという方が多く、地方へ移住してからは、活動的(アクティブ)に高齢期を過ごしたいと希望する人が増えている。

 

東京住居者のうち50代男性の半数以上、また50代の女性及び、60代の約3割が地方への移住の移行を意識している。

 

50代以上の都市住民の農村漁村(地方)への定住願望は、近年どの年代においても増加傾向です。

 

 

GTLなかもずの運動

 

とある堺市の【GTLなかもず】では「地域住民・多世代交流」を進めるため、有料老人ホームと学生寮を併設してしまったと聞きました。

 

これは双方の交流を促すプロジェクトだそうだ。その舞台「グッドタイム リビング なかもず」について少し調べてみよう。

 

入居者=「ゲスト」

 

建物・施設=「ゲストハウス」

 

と呼ばれるこの施設では、

 

[老人ホーム=入所させる場所]

 

というイメージからの脱却を図っている。

 

運動系や文科系など、常時30種類ほどのアクティビティが用意されており、自分で好きなものを選んで参加するのだそう。
ちなみにここでは、朝夕のストレッチ系アクティビティが特に人気だという。

 

2015年6月に大阪府堺市でオープンしたGTLなかもず。
併設している学生マンションには、近隣にある大阪府立大学・中百舌鳥(なかもず)キャンパスの学生が59名入居。

 

プロジェクトでは、マンションに入居する学生や中百舌鳥キャンパスに通う学生と、GTLなかもずのゲスト(高齢者)たちの交流イベントを企画している。
参加メンバーはマンションを運営している会社GTLなかもずのスタッフ、そして、大阪府立大学に通う学生リーダーである。

 

学生たちはこの交流を通して、寝たきりや要介護者の高齢者とされる彼らが想像した以上に元気で、一方的なお世話に終わらないことを知りました。
ともすれば双方が友達関係のような交流をしているとのこと。
なんと、この交流により高齢者の暗いイメージが簡単に変えられたというのです。

 

閉鎖的だった『介護』というイメージを払拭すべく立ち上がったこのような試み。

 

これからも日本中でどんどんと広がっていくのではないだろうか。

 

 

老若男女問わないオススメのスポーツ登山!

 

葬の助では日本人として生まれたからには、経験しないと損!な、オススメしたいスポーツがあります。

 

それはズバリ……登山!

 

登山というものは本当に総合的なスポーツ(運動)です。

 

効果は以下を参考に。

・体力の強化(フィジカル)
・精神の強化(メンタル)
・綿密で想像を働かせる計画性
・状況判断力が身につく
・危険察知能力が身につく
・他者とのコミュニケーション能力

 

自然と触れ合いながら、決してウォーキングでは得られない達成感が登山にはありますよ。

 

ご年配者であればあるほど、山の良さには魅入られてしまうこと間違いなし!

 

小さな山でも登ったときの達成感はしっかりあります。また、自然の中における人や自然とのコミュニケーションからは『生きている実感』を得られることでしょう。

 

日本は有数の山々に恵まれた島国です。若い方はもちろん、ご年配者も今からでも決して遅くありません。
いつまでも心身が健康であるためにチャレンジしてみるのはいかがでしょうか?

 

ただし、登山は危険も隣り合わせであることはみなさんご存知の通りです。しっかりとした備えと準備の上行うこと。

 

初心者登山ならここでお勉強するべし!▽▽▽

 

ヤマイロハ 
≪登山初心者向けサイト≫

 


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■はじめまして、葬の助です。

 

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