スペック
科:ハス科 属名:ハス属 和名:蓮(ハス) 別名:水芙蓉(スイフヨウ)、不語仙(フゴセン)、池見草(イケミグサ) 英名: Lotus 原産地:インド亜大陸(インド、ベトナムの国花) 色:白、ピンクなど 開花時期:7月~8月 誕生花:7月3日、7月8日、8月15日、9月26日
名前の由来
ハスは古名で「はちす」と呼ばれておりました。これはハスの花托(花床)が蜂の巣のように見えることに由来するとの言われがあり、そのはちすがなまって「はす」と変化していったようです。
良い意味の花言葉
この蓮の花の花言葉には良い意味と悪い意味があるようです。
まずは良い花言葉の意味からあげてみましょう。
・清らかな心
・神聖
・雄弁
・沈着
《清らかな心》
この花言葉には2つの由来があります。
①蓮の成長過程からの由来
実は、この美しいハスが汚い泥水のお陰で、大きなお花を咲かせているということをご存知でしょうか?
この蓮の花、少し変わった性質をもっており、真水に近いような綺麗な水だと小さな花にしかならず、泥水が濃ければ濃いほど、大輪の花を咲かせるのです。
泥水の中から立ち上がってくるハスの姿。これを、我々の人生でたとえると、泥水は苦境や困難を現し、花の中の実が「悟り」であると仏教では考えられている。
悲しいことや辛いことがなければ、人間は悟ることができないと言い伝えられている。
というわけで1つ目の由来は、ハスが泥水の中から立ち上がって、気高く清らかな花を咲かす姿にちなんでいるのですね。
②インドでの極楽浄土の意味からの由来
インドにおいて、極楽浄土はハスの花の形をしているとされ、そんな極楽浄土を表しているのがこの【清らかな心】だともいわれているようです。
《神聖》
仏教では、ハスは神聖な花とされていますよね。
これには、生まれたばかりのお釈迦様が歩きだし、その足跡からハスの花が咲いたという話や、そのハスの上にお釈迦様が立ち、第一声として「天上天下唯我独尊」とおっしゃられたことから【神聖】という言葉が生まれたといわれており、これにちなんでいる。
またエジプトでも神聖な花とされてきており、ツタンカーメン王などの墓の出土品である装飾モチーフなどにもハスが用いられているのだとか。
《雄弁》
エジプトのオシリス王の話が有名な花言葉です。
この話に出てくる王様が、とても雄弁なな方であったことからきているそうです。
そもそも、雄弁とは?→弁舌が力強くよどみのないこと。
《沈着》
古代中国においては蓮の花のことを
《俗人に染まらない君子の花》とされていたそうで、物事に動じない・冷静沈着な君子を表したのでしょう。
悪い意味の花言葉
・離れゆく愛
・救ってください
・休養
《離れゆく愛》
これはその言葉のままで、花が咲いている期間が短いことからきています。
夏の短い期間しか咲かないことはもちろん、開花後も4日目には散ってしまうのだとか。
花びらが1枚1枚散ってしまう様子からこの花言葉の由来が伺えます。
《救ってください》
これは仏教と深く関係している花言葉。
先述したように、お釈迦様は『人生は苦しみである。苦しみ無しに人は悟ることができない』と教えています。
そもそも、悟りの世界とはなにか?
それは、迷いの無い心の安定の地のことだといわれている。
そのため、心が不安定な方ほど、教えにすがり、救いを求めるのかもしれません。
そう考えると、安らかに生き死ぬために、何かの教えを信仰するのは自然なことに思えてきます。
この花言葉は、『わたしも貴方のようにしてください』という深い願いを込めた花言葉なのだ。
《休養》
ハスの花は早朝に開き、午後になると少しずつ閉じていきます。
この規則正しく開花することから生まれたとされている花言葉。
日々の疲れはその日にリセットし新しい朝を迎えたいものですね。
仏教において、泥水の中から生じ清浄な美しい花を咲かせるハスの花姿は、仏の智慧や慈悲の象徴とされております。
また、良い行いをした者は死後に極楽浄土に往生し、同じハスの花の上に身を託し生まれ変わるという思想があり、これが「一蓮托生」という言葉の語源にもなっている。
余談だが、中華料理やラーメン屋さんなどで使用される陶製スプーンの散蓮華(ちりれんげ。又は「れんげ」)は、蓮の花(蓮華)から散った一枚の花びらに見立てられているとか。よく見ると形が似ていますね。
こうして調べてみると、意外と知らないことがたくさんある「ハスの花」。意味を知ることでまた一段とこの花の尊さを感じ、お供えする意味なども深く知ることができますね。
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