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供物とは
(くもつ・offering)
年に2度あるお彼岸や、夏のお盆(盂蘭盆)回忌法要、お墓参りや、仏壇へのお供えとして、日頃神仏があるお家、または対象として神仏という概念があるお家では、その行事ごとにお供え物をするのが通常のならわしです。
季節は梅雨から真夏へと一転する7月。どんなものをお供えしたらよいか悩む方に、月命日や月参り、各種法要などで役に立つお供え物情報をピックアップしてみたいと思います。
7月の旬の果物一覧
やはり、お供え物には果物がオススメ!
しかし、季節の果物とよく耳にしますが、そもそも季節の果物っていったいどんなものがあるの?
実のところあまりパッと思い浮かばないのではないでしょうか。そこで5月のお供え物に向いている果物をいくつかご紹介いたしますね。
あんず キウイ スイカ メロン さくらんぼ パイナップル ぶどう マスカット マンゴー ゆず
マスカット
▼今が旬のマスカットを一粒を大胆に使い作られた一粒マスカットのジュレや饅頭を扱うお店。素材にこだわったショップ理念をぜひ読んでみて。
朝積みで新鮮な「マスカット・オブ・アレキサンドリア」を求肥(ぎゅうひ)で包んだお菓子。 ひとつぶのマスカット40個入(桐箱2段)(常温便) 販売価格(税込): 10,800 円
ぶどうジュース
▼旬のブドウはジュースなら老若男女でも口にしやすいですね。
マンゴー
▼定期購入がさらにお得な『おすそ分け村』の7月の果物は沖縄マンゴーです。ご自宅用にもお供え用にもお世話になれそう。
日本一おいしいマンゴーを沖縄から!沖縄直送 沖縄マンゴープレミアム 販売価格(税込) :6,458円
そうめん
この時期定番の乾物といえばそうめんでしょう。
▼楽天で七夕をイメージされたそうめんも見つけました^^
スイカの日
スイカの縦縞模様を綱にたとえ、27を「つ(2)な(7)」(綱)と読む語呂合わせから、記念日に定められました。
梅雨が明けたならいよいよスイカが食べたくなる季節です。
葛饅頭(くずまんじゅう)
▼お供え物といえばゼリーを連想される方も多いのでは?こちらの商品は、水ゼリーの中に季節の和菓子《3種の葛饅頭》が入ってしまったユニークな和菓子です。きっと喜ばれること間違いなし!
竹筒饅頭
季節の和菓子である竹筒饅頭。見た目の涼しさだけではなく、つるんとした見た目と舌触りは夏バテしていても不思議とのどを通っていきますよね。
旧暦のお盆
お盆は旧暦の7月15日を中心に行われる先祖供養の儀式で、先祖の霊があの世から帰ってきて、家族と共にひとときを過ごし、再びあの世に帰っていく、という日本古来の祖霊信仰と仏教が深く結びついてできた行事なのです。
お盆は、東京では7月13日から16日、その他の地方では8月13日から16日に行われます。また、8月のお盆のことを旧盆や月遅れのお盆などといいます。
お盆の最高のお供え物『盆提灯』
このお盆の際のお供え物として最高のお供え物が『盆提灯』と言われています。
盆提灯には、お盆にご先祖様がご自宅へ迷わず帰ってくる目印として「迎え火・送り火」の大切な役割があるのと同時に、ご先祖様や故人の冥福を祈り、感謝の気持ち込めたお盆の供養を表します。
盆提灯の意味などを解説。盆提灯に関する記事はこちら▼
■お盆を迎える前に用意しておきたい盆提灯は最高のお供え物
お盆の定番の贈り物『線香』
お線香は定番ですが、定番品のため、たくさんいただくことも多いかも。在庫がただ増えるだけでは保管も大変。
贈答用ですので少量でも少し高価なものを贈られると良いのではないでしょうか?
相手先が初盆の場合
初盆を迎える家にお供え物を持って行くときは、盆の入りである8月13日か、中日の14日にしましょう。
その日に訪問不可能な場合は盆の入りまでに届くように。
丑の日だけどウナギは避けた方が良い?
この半夏生(はんげしょう)の時期には土用の丑の日などがありますが、お肉や魚などお盆の時期に殺生をしてはいけないと、考えられているのでウナギなどのお供え物は避けた方が良いでしょう。
花をお供えする
新盆の場合の注意点は花色は白で統一すること。2年目以降は色のある花をあわせたものにしましょう。
では、お盆に向く花を挙げてみましょう。
《菊》
邪気を払うとされている。花言葉は「高尚」「高貴」「清浄」「真実の愛」。白は「誠実」「真実」。赤は「愛情」と色ごとに意味がある。
《リンドウ》
さりげない華やかさを演出してくれるリンドウは、「誠実」「あなたの悲しみに寄り添う」という花言葉をもつ。
《キンセンカ》
「慈愛」「別れの悲しみ」の花言葉をもつ」キンセンカは暖色系で大ぶりなためボリュームを出してくれる。
《スターチス》
「変わらぬ愛」「途絶えぬ記憶」の花言葉をもつスターチスは花持ちが良いこまかい花が集まっていて、仏花に彩りを与えてくれる。
《トルコキキョウ》
「清々しい美しさ」「優美」というさわやかな花言葉をもつ。白や紫が基調。
《アイリス》
「よい便り」「あなたを大切にします」という花言葉をもつ。
《グラジオラス》
大きな花で長持ちするグラジオラスは「楽しい思い出」の花言葉をもつ。
《カーネーション》
母に贈るイメージの強いカーネーションだが、白のカーネーションは仏花にもよく用いられ「亡き人を偲ぶ」という花言葉をもつ。
《ミソハギ》
「盆花」と呼ばれるもののひとつ、ミソハギ。体の汚れを払う禊(みそぎ)に古くから用いられてきました。「精霊花」「仏様花」などとも呼ばれ、花言葉は「悲哀」「慈悲」「純真な愛情」です。
挨拶文の手紙を添える
お盆を挟むこの時期は、親族で集まる機会もあるかもしれませんが、何かと忙しい昨今です。法要などに参加できないこともあるでしょう。とはいえ、ご先祖さまが帰って来ると考えられているこの時期です、特別な気持ちでお供え物もしたいもの。
そんな時は簡単なメッセージカードでも良いので、お手紙を添えるというのも良いのではないでしょうか?丁寧な心遣いはご先祖様、姑さんや家族に喜ばれると思いますね。
せっかくなので、そんな挨拶文の文例をいくつかご紹介。
・新盆を迎えられるにあたり、遠方より合掌させていただきます。
ご仏前に供えていただければ幸いです。
・心ばかりではございますが、お花をお送りいたします。
ご仏前にお供えいただければ幸いと存じます。故人の面影を偲びつつ、遠方から合掌させていただきます。
・この度はお伺いすることが叶わず、
心ばかりですがお線香をお送りさせて頂きます。
どうぞ、ご仏前にお供えいただければ幸いと存じます。
・遠隔地におりますため、心ばかりですが、お菓子を送らせて頂き○○様を偲びたいと思っております。
ご家族の皆様のご健康を心よりお祈りいたします。
・初盆にあたり、心ばかりですが お花を送らせていただきます。
お父様のお写真のそばにお供えしていただければ幸いです。
もちろん、これらはあくまで簡単な文例です。文章内に個人的な一言を混ぜるとまた好印象になるのではないかと思います。
故人との思い出のエピソードなど、生前を思いながら書いたことが伝わる言葉がたった一行でもあるのと、形式的だけの挨拶文だけなのとでは印象が違ってきますよね。
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