スペック
科:キンポウゲ科 属名:クロタネソウ属 学名:Nigella damascena 和名:黒種草(クロタネソウ) 別名:ニゲラ 英名:Nigella, Devil-in-a-bush, Love-in-a-mist 原産地:南ヨーロッパ、中東、南西アジア 色:白、青、黄、ピンク、紫など 開花時期:5月~6月 花持ち期間:3~5日程度 誕生花:3月8日、3月31日、4月21日、5月29日、6月6日、
花言葉
・とまどい
・困惑
・当惑
・ひそかな喜び
・夢で会いましょう
・夢の中の恋
・夢路の愛情
・未来
・夢を抱く
・不屈の精神
・叶わぬ恋
・深い愛
・本当の私
花言葉の由来
ニゲラは英語で「Love-in-a-mist(霧のなかの恋)」とも呼ばれ、「当惑」という花言葉はこれに由来するそうです。
ニゲラは黒い種子が有名です。
「種子→子孫を残す→未来」という繋がりからニゲラには「未来」や「夢で会いましょう」などの花言葉が生まれました。
兎にも角にも恋愛的な言葉が目立つニゲラですね。
愛する方への贈り物に、ニゲラによい花言葉があれば選ばれるといいでしょう。
やはり「深い愛」という言葉がありますので、お付き合いの長い相手にこそぴったりの花かもしれません。
名前の由来
細いワイヤーのような葉っぱの中に花を付ける姿がとっても幻想的なニゲラ。
学名の「Nigella」は、ラテン語の「Niger(黒)」が語源となっており、種が黒いことにちなんで付けられたそうです。
和名の「クロタネソウ」も種の黒さがそのまま由来しています。
ニゲラの名称は世界で様々
まるで針金のような葉の中に、それはそれは美しい花をつけるニゲラ。日本には江戸時代に渡来したと言われています。
姿が幻想的であるがため世界各地でその呼び名は様々です。
英語で呼ばれるNigella(ニゲラ)の他に……
Love-in-a-mist(霧のなかの恋)
Devil-in-a-bush(茂みのなかの悪魔)とも呼ばれます。
フランスではニゲラの葉の姿から
「ヴィーナスの髪」や「青髭」
ドイツでは「緑のなかの処女」などと呼ばれるそうです。どれもニゲラに神秘を感じて付けられた言葉のように思いますね。
キリスト教の聖カタリナが処刑された車輪のカタチがこの花の形と似ていることから、「聖女に捧げられる花」ともされているようです。
ニゲラの特徴
草丈は30~100cmほど。
太い茎から糸のように細い葉っぱをたくさん生やして生長します。
その茎の先に、中心が盛り上がり、周りに5枚の花びらを付けた3~5cmくらいの花を咲かせるのですが、実はその花びらのように見えるものは葉っぱが変化した萼(がく)でなのです。実際の花びらは退化して目立たなくなっているのが特徴。
ニゲラの種
ニゲラの種はハーブとして利用されることが多いといいます。種を潰すとフルーティーな香りがするのが特徴で、ニゲラ・サティバの種子をカレーなどの香辛料に用いられることもあります。
この種には、母乳の分泌を促進する効果があるとされております。また、鎮痛作用や抗菌、食欲増進、消化促進など体にうれしい効果がたくさんあるんです。
ただし、ニゲラ・サティバ以外の品種の種にはアルカロイド系の毒が含まれているので、摂取すると中毒症状を起こしてしまう可能性があるので気をつけましょう。
ニゲラ(クロタネソウ)の品種
クロタネソウ属は、世界におよそ16種が存在します。花色は白や青、紫で、中には八重咲きの品種など様々。
よく育てられている人気の品種をいくつかピックアップしてみます。
《ダマスケス(クロタネソウ)》
ニゲラと言えばこれ。観賞用のニゲラとして最も普及している品種のことを指してます。多くの園芸品種の繁殖親ともなっている。花びらは5枚。
《サティバ(ニオイクロタネソウ)》
種をハーブとして利用できるニゲラの種類。西洋社会では古くから「死」以外のあらゆる病を治すといわれ、万能薬扱いされています。中東やインドを中心にスパイスとして用いられている。
《グリーンマジック》
まさかの花の咲かない品種です。突然変異によって誕生しました。中心にはぷっくりとふくらんだ種子が付き、切り花にしても花持ちよく、徐々に実をふくらませる姿が愛らしい。
《ペルシャンジュエル》
八重咲きの園芸品種。色々な花色の種子が混ざって販売されています。寒さに強いのと、こぼれ種でよく増えることから、ガーデニング用に人気です。
《ブルーイスタンブール》
通常のニゲラの花が咲き終わったタイミングで開花しはじめる品種。
咲きはじめの花びらが薄い青色→徐々に濃い紫色へと変化する様子が面白いことで有名。草丈は100cmほどまで成長します。
他のキンポウゲ科の花
・フクジュソウ
・アネモネ
・ラナンキュラス
・クレマチス
・クリスマスローズ
・デルフィニウム
・オダマキ
・トリカブト
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