供養・埋葬

バルーン宇宙葬/風船で宇宙に・セスナ機で大空に放つ空中散骨という供養の方法

 

 

バルーン宇宙葬

 

遺灰を乗せた巨大なバルーンが大空に旅立っていく。

 

これは空中散骨というロマンというか、なんとも哀愁を感じさせる新しい供養の仕方である。

 

別名バルーン葬(空中散骨)という名称もついており、海外ではメジャーな方法だそうだ。

 

ご遺族や知人らに見守られる中、遺灰を入れた巨大なバルーンはヘリウムガス(又は水素)を注入され大空に放たれます。

 

バルーンは地上から飛び立ったあと、ゆっくりゆっくり約2時間ほどをかけて高度30~35kmの成層圏に達するそうです。

 

成層圏に達したバルーンが膨張し破裂すると、遺灰が宇宙に散骨されるという仕組み。

 

文字通り宇宙の塵となるわけである。

 

「バルーン宇宙葬」とも呼ばれるこの供養の方法ですが、これはバルーンを上げる場所については、一定の条件を満たすことで行えるようです。

 

費用は平均で20万円~30万円くらいであることが多い。
遺骨の洗骨作業、粉骨サービスはどこの散骨業者もたいがい行ってはくれるが、別料金がかかることが多く、それならば個人でネットサービスを使う方が粉骨作業は半額以下で抑えられそうです。

 

 

 

必要なスペースと条件

葬送するのには、最低20メートル四方の空き地といったスペースが必要です。

 

尚かつ、その中心を起点に角度45度上空に高層ビルや電線がないことが条件となる。

 

この条件さえ満たしていれば、ご自宅や海辺・山等からのバルーン宇宙葬が可能になります。

 

 

最後まで安心安全な旅立ち

 

遺骨の管轄である法務省、厚生労働省もこう示している。

 

「海、山への葬送は、節度ある方法であるならば法律に触れることはなく遺灰をまくことを禁ずるものはない」と。

 

風船で飛ばす空中散骨も自然環境に問題のないゴムを使用していれば問題ないということ。

 

バルーン宇宙葬などの専門的な葬送業を行う会社では、原料はゴムの木より産出する乳状の樹液でつくられているなど、日光や水によって分解される100%自然の原料の為、自然環境にやさしく土に還るバルーンを使用されているようですので飛ばす方法としても最後まで安心ですね。

 

 

セスナ機やヘリコプターで飛ばす空中散骨

 

空へと飛ばす散骨にはバルーンの他にも種類があり、セスナなどの小型航空機やヘリコプターをチャーターし、海の上空で散骨を行うプランを扱っている業者もあります。

 

船舶で散骨を行う海洋葬と違って、海域や海況に左右されることなく眼下に広がる大海原に散骨を行なうことができます。

 

ヘリコプターで行う散骨では、散骨地点で一定時間ホバリング(停留)して祈りを捧げることができるそうですよ。これらは空中散骨・空葬などと呼ばれている。

 

ほんと、様々な散骨方法があることに驚きですよね。

 

 

散骨のタイミング

散骨とは、前提として様々な法律やモラルに気をつけなければいけないという考えがあります。

 

しかし、いつどこで行うかというのも自由だという点ではこのバルーン宇宙葬は一番法的なリスクも少なく、他人に迷惑もかけないという点においても魅力的であると言えるのではないだろうか。

 

たとえば、お墓に納骨をしようと思うタイミングは様々だと思います。通常ならば宗教的な考えに基づいて、その考え方に沿ったタイミングでの納骨を普通は行うと思います。

 

しかし、中には心の整理がつかないまま納骨することができず、お骨を仏壇に置いたまま何年も放置してしまう、そういった例もあります。その場合は更に、宗教的な弔いをしていないことへの罪悪感にも襲われたりします。

 

散骨をしようと思えるタイミングも納骨と基本的には同じではないでしょうか?念のため四十九日までは宗教的な弔いをし、切りの良いところで切り上げて散骨することもできるでしょう。あとでお参りしてくれる家族や親類がいない方なら余計に維持費のかかるお墓制度は重荷になることでしょう。

 

・故人との別れを終え、一通りの心の整理が終えた時(死後何年か経っている場合でも)

 

・四十九日のタイミング

 

・死に別れた伴侶などの遺灰を、再婚などの際に新しい出発を迎えたい時

 

などなど、タイミングは人それぞれであって良いのだ。

 

 

バルーン散骨の魅力

 

墓地離れや、子孫の減少で今後はさらにこの散骨という形での供養が増えるような気がしてきます。

 

葬の助も調べはじめは正直な話、「バルーン宇宙葬って…笑」と心で思ってしまいました。

 

そりゃ~散骨するなら海か山だなぁ、風船で飛ばすなんてと、なんていうか、どこかあっけない気がしたのです。

 

ですが、調べてみるとそう悪くもなく、むしろ魅力的だということがわかってきました。

 

手を放して飛び立っていくバルーンの姿、そして地球から飛び立って成層圏で宇宙の一部となることを想像すると、胸が爆ぜるではないか。

 

というわけで、亡くなった人は星になるのだと信じていた子供の頃の気持ちを思い出した今回のテーマでした。

 

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