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終活における知識を追求するにあたって、やはりこれが一番と言ってよいほど手っ取り早く、オーソドックスな方法で、最重要なのではないだろうか。
お葬式の事前相談・生前予約とは
ご自分の亡くなったあとのこと、もしくは家族の誰かが亡くなる前に、葬儀の予算や内容、また埋葬方法などをあらかじめ決めて依頼をしておくという方法です。
最近はこのように生前予約をしに葬儀社の方へ自ら事前相談しに行かれる方が急増しております。
実際に、生前予約をされておられた方が亡くなったあと、ご自分の申し込んだ葬儀社で、希望通りのお葬式を行われたという場面も度々見かけるようになってきました。
では早速、事前相談のメリットをあげてみましょう!
メリット
●葬儀の内容をじっくりと時間をかけて考えることができる。
自分が亡くなると、心がとりまぎれたご家族が葬儀の取り決めをしてまいります。
考えられる後悔
ケース1.
亡くなられてから急いで探した写真は小さすぎて画質も悪かったり、そもそもまともな写真が無かったり…
ケース2.
葬儀社の言われるがまま決め事を行なって、あとで考えたら不要なもの(オプション)を購入してしまっていた。(総額の金額に腰を抜かすかも……)
ケース3.
家族が自分の家の宗派も知らず、また、菩提寺があるにも関わらず違うお坊さんを紹介・派遣を依頼してしまった。
ケース4.
亡くなったことをどこまでの知人に連絡すれば良いのかわからず、右往左往する。葬儀の規模すらどうやって決めれば良いかわからないレベル。
ケース5.
遺産のことで揉める。
ケース6.
代々受け継がれた埋葬方法を選ぶのか否かもわからずイチから考えなければいけない。
このように何が必要で、何が不要なのかわからなくなるのが葬送のはじまり。
わからないからとりあえずしておいたほうがいいのかな……?は、大きな落とし穴です。
考えられる後悔を避けるためには事前相談が大事!
こうしてみると、事前相談にはほぼメリットしかないように思えますね。
※しかし、生前予約した際には、唯一気を付けなければいけないこともありますのでお伝えしますね。
●親類、知人に生前予約していることを伝え漏れており、いざ亡くなった際に立ち会った別の方がちがう葬儀社を手配、または紹介されてとりあえず移動しなければいけないし『搬送だけでも』と、お願いしてしまった。更にはこの後の葬儀の話まですすめられてしまう……など。
こういうことは、十分に考えられるケースです。もちろん、予約先の葬儀業者さんでこういったことを防ぐためのアドバイスはされると思いますが、必ずいろんな方に生前に予約した旨を伝えることは最重要ですね。
慌てないために事前に準備しておく
事前に準備をしておくことは、災害時のために備えをしておくことと同じくらい大切なことです。
●遺影写真用の写真の選定
●連絡先リスト
●宗派や宗旨(その宗派で弔うか)
●棺に入れてもらうもの
●自分に着せてもらう衣服
など。いつくか挙げてみましたが、このように事前に準備しておけることはまだまだたくさんあるでしょう。
葬儀費用の把握・準備
●葬儀の規模
●会葬者の数
●お料理・返礼品の数
などを具体的に見積もりを取っておくことで、おおよその金額がわかり、事前に準備しておくことが可能。
何よりも、お葬式を行うことに対する金銭的な大きな不安による心配事がひとつなくなりゆとりが生まれることでしょう。
生前に決めておきたい5つのこと!
1.財産評価
預金や生命保険などはご自身でも把握出来るのですが、土地や不動産などを専門家にしてもらう必要がある。
2.相続(贈与・寄付)の決定事項
相続者が複数いる場合、あらかじめ相続の方法を決めておく。
遺された方々に迷惑をかけないため、遺言書にこの決定事項を明記しておくことが重要。
3.遺言書(遺書)を作成
遺言書には大きく分けて……
●自筆証書遺言
●公正証書遺言
の2つがあります。ただし自筆の場合は形式の不備・不十分などで無効となる場合があるようですので、専門家にきっちりとアドバイスしてもらうと良いでしょう
4.遺品整理
遺された者にとって、故人の遺品整理というのがかなりの負担になるのは安易に想像できるでしょう。
その処理についても、あらかじめご自分で決めておく方が良いでしょう。
5.埋葬
最近は昔のように当たり前のように家のお墓に入るとは限らないことも増え、埋葬に関しても人によって様々な悩みを抱えていることが多いのです。
葬儀の生前予約と共に、こちらも相談し希望通りの方法が見つかれば生前に手配してもらうことも可能でしょう。
事前相談の流れ
1.電話やメールなどで無料相談など行なっていることがほとんど。気になる葬儀屋さんへアポイントを取る。
2.ヒアリング見積もりを取ってもらう。
1.2.は共に数社で行い、金額やサービスを見比べた方がより理想的でしょう。
3.実際に予約を取る。
4.予約を取った場合は、必ず近しい方数名に念のためその詳しい内容を伝えておきましょう。
この取り決めた内容は、2年更新くらいで見直すのが良いと言われています。
できればまめに更新して、その時その時の等身大の自分自身を表現するのが望ましいでしょう。
ちょっぴり大げさかもしれませんがきっと、この更新の際は『生きた』実感と、感謝の気持ちが持てるのではないでしょうか。
お葬儀屋さん選びもとっても重要!▼以下の記事を参考にしてください。
■いいお葬式は担当者(葬祭スタッフ)で決まる/良い担当者の見つけ方
エンディングノートについて少し考える
ご自分がどんな風に人生の終い方をするのかを具体的に記しておくエンディングノートというものがあります。
実は、葬の助もエンディングノートを書いてみようかなと考えていたりするんですね。だけど、いかんせんまだ中年に片足突っ込んだくらいの年齢ですので、まだ早いかな~と思われがちですが、近々エンディングノートを作ってみたいな~と思案中。
いま自分が居なくなったら家族は…?
そういうことを、いつでもきちんと考えていられるに越したことはないですよね。
よし、葬の助も頑張って作ってみよう……!(そのうちそのうちと言わないで……)
どうせなら、若いうちは若いなりの見送られ方がしたいしな……笑
葬の助は事前相談・生前予約までは、ありがたいことにまだしなきゃいけないような機会がないので、まずはエンディングノート作りから挑戦してみようかな~。
そしてそれ、毎年のように更新するのもいいかもな~などと思いふけってみる葬の助でした。
おすすめのエンディングノートをご紹介!
以下でご紹介しております『3冊でできているエンディングノート』は
・万が一の時に救急隊に見てほしい「赤のノート」
・生きているうちに見て、知っておいてほしい「緑のノート」
・亡くなってから見てほしい「黄色のノート」
と、残される家族(遺族)に優しい分類分けがされています。
既存のほとんどのエンディングノートは……
「生きているうちに見てほしい項目(延命治療や葬儀についてなど)」
「死んでから見てほしい項目(お金のことや、心を込めたメッセージなど)」
1冊に収められているため、いつか見せようと引き出しに入れたまま最期まで存在に気づかれずに終わってしまったり(これがよく起こります。泣)
また、その他にも生前に第三者に見られてトラブルが生じたりという課題を抱えていました・・・
3冊でできているエンディングノート「アクティブノート」
価格:¥1,500
エンディングノート [DVD]
価格:¥3,175
▼▼▼祖父、孫、先祖、家族のルーツ……お墓でつながりを大切にしよう。
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