超多死化社会に向けて進むシンプルで尊厳あるお葬式の合理化と感動化

 

 

『大量死』の時代がやってくる

 

団塊の世代が80代になる2027年以降『大量死』の時代がやってくる。

 

2013年の死者数約126万8000人。
国立社会保障・人口問題研究所による計算では以下の数字が挙げられた。

 

2030年には27%増の約161万人。2040年には32%増の約167万人。

 

このころがピークになるのではと推測されている。

 

死亡する数が増えると葬儀の件数も増えると思われますが、業界人が増えるのかといえばそうとは考えにくい。

 

すでに家族葬、直葬等が増え、お金をかけないお葬式が広がりつつあるのは誰もが感じているだろう。

 

最近では実業家や資産家でも、あえて小さなお葬式を行う事例も増えている。果たして小さいお葬式なんて実際『わびしさ』を感じないのか?と、不安になるかもしれませんが、意外ながらじっくりお別れの時間を家族だけで過ごして悔いを残さないで見送ることが出来た。という声も上がっている。

 

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家族の概念が変わる

 

今後、高齢単身者や高齢期を共に過ごすのは肉親に限らないと言われています。

 

こういったケースの増加によって『家族』の概念が変わり、従来の家族中心から血縁を超えた近親者が中心となって行うお葬式へ移行してゆくのではと考えられています。

 

■高齢者も若者もコミュニティを作る・参加する時代がやってくる!超高齢化社会に向けて考える

 

実際、葬の助も他人(故人のお弟子さん3名)が喪主を務めるお葬式に立ち会ったことがありますが、この場合も故人が高齢単身者のケースでした。

 

葬儀の簡素化に興味を持つトップの世代は60代、2位が70代、3位が50代。

 

『子供に迷惑をかけたくない』と皆が口を揃えるので、葬儀の小規模化が加速するのは当然といえば当然でしょう。

 

こうなってくると葬儀会館も大きすぎると殺風景になってしまい、暖かみどころか、寂しいお葬式になってしまいかねません。

 

現に毎年200以上の新しい会館が出来ていると言われている葬儀会館ですが、そのほとんどは小さな会館へと移行しています。

 

 

シンプルで尊厳あるお葬式のために

 

大きくて、有名な葬儀会館ともなると、社内教育も徹底しており、葬儀における接客接遇は細かなマニュアルなどもあり、しっかりと対応してくれることでしょう。

 

しかし、あまりにもお客様へ対し、へりくだった対応をしていると、ついつい客層も上から目線になりがちで、「お金を出してるんだからもっとちゃんとしろ」という雰囲気になってしまいがち。

 

せっかく大切なひとのお別れの場なのですから、そんな雰囲気では残念すぎます。

 

葬儀社の方へも心を込めて『ありがとう』と、気持ちよく言えるお葬式こそが本当に満足出来る形です。

 

1.見栄を張るべからず。
お金を落とせば業者が喜びあなたはたちまち『良いお客様に』になってしまう。

 

2.『良いお客様』になるべからず。
お金を出して業者にいい気にさせられても、相手はあなたのお金しか見ていないかもしれない。

 

3.どうしても満足が買いたければ事前に良い葬儀社を探すこと。見た目が美しいことや有名なことはなんの参考にもならない。

 

4.とはいえ1.2がなかなか実践出来ない人もいるでしょう。また、そういう人は心良い人でしょう。
では、心良い人に一番気持ちのいいお葬式を送ってもらうための大切なアドバイス……。

 

どんな人にも『ありがとう』の気持ちを持つこと。

 

簡単で本当に申し訳ないですが、これだけです。だけどとっても大切なこと。

 

 

心から『ありがとう』と言える人を騙してしまえる人は少ないですし、そういう方に悪い虫はつきにくいです。
また、『ありがとう』と言うことがほんの少しづつ悲嘆の気持ちを和らげてくれるでしょう。

 

これは持論ですが……葬送の空気の中での『ありがとう』の力は絶大です。

 

少し話はそれてしまいましたが、小さな規模での合理的かつシンプルなお葬式で得る感動化が進んでいるのは間違いなく、その小規模化への形態に追いついていない大手の葬儀社には今、大きな課題がのしかかっているのではないだろうか。

 

人が嫌がる仕事なのだから、手間料だなんだのと付け加えたあげく、お代金は『多めにもらって当然』とされた昔とくらべ、時代は大きく変わったのだろう。

 

葬儀屋も踏ん反り返っていられない時代、ということだろうか。

 

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